作動していなかった床下換気扇
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- 停止していた玄関上り框脇の床下換気扇
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- 停止していた撹拌型送風機
5年前に白蟻駆除消毒した現場です。保証期間が終了する為、床下調査に伺いしました。特に新たな白蟻被害や、カビ等の発生は見られなかったので安心したのですが、アレっと気になることが。 確か、床下換気扇が設置されていたはずなのに、作動しているはずの音が聞こえなかったのです。床下から上って換気扇のタイマーを確認したところ、コンセントは外れていなかったのですが、タイマーの設定が解除されたままになっていました。事情を伺ったところ、家具の移動などでしばらくコンセントを抜いたままにしていた期間があったとのことでした。幸い大事には至らなかったので一安心。早速、再設定を行った上で無事床下換気扇の作動を確認いたしました。
玄関付近の床下木部に喰害
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- 玄関付近の大引き材にシロアリによる喰害(拡大)
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- 玄関付近の大引き材にシロアリによる喰害
埼玉県N市の新興住宅地、築20年程のとてもきれいにお住まいになっている住宅です。7月の初旬ごろ玄関ホールに羽アリを発見したとのこと。それは間違い無くシロアリで、群飛した数も多量ではなさそうです。早速床下調査を行いました。床下は土壌で、給排水管付近の土壌に少し湿潤が見られたものの、おおかた乾燥していました。更に進んでいくと、玄関付近の大引き材の表面に長さ約1mの範囲で太い蟻道を発見致しました。玄関ホール付近に床下換気口が無く、このエリアに湿気が滞留したことがシロアリが発生した要因の一つになったと考えられます。敷地が細長いこともあり、全体を調査いたしましたが、他にシロアリの兆候は確認しませんでした。
床下の放置残材が白蟻を誘引 雑木林を造成した分譲住宅で白蟻被害が
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- 廊下床下残材に活動中の白蟻
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- 床下に放置された残材
築30数年の分譲住宅です。在来工法の浴室からの漏水によって白蟻被害が発生した現場です。ご入居者様からうかがったのですが、以前この周辺は雑木林で、そこを造成した住宅団地だそうです。それに加えて、ちょうど住宅建設のピークの時期にあたります。床下には建築残材があちこちにみられ、それらが白蟻を誘引したと思われます。雑木林の造成地でしたら注意が必要です。いずれにしても白蟻に対してスキを与えてはいけません。
3階建集合住宅で白蟻被害
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- 束材に蟻道
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- ドア枠材に喰害
埼玉県内、築20年程の3階建集合住宅の1階。トイレのドア枠が白蟻によって喰害された現場です。床下調査をおこなったところ、土間コンクリート仕上げでトイレ下部の束材の表面に蟻道を発見しました。床下の高さは低く、地盤面を掘り下げて建築した様子です。建築上、高さの制限があったのかもしれません。床下が低いため隅々まで調査するには限度があり、通風が充分とは言えない状態です。恐らく給排水のパイプの立ち上げ箇所の隙間から白蟻が侵入したものと思われます。
玄関上り框の喰害
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- 建築残土処理の不始末
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- 喰害された框材
埼玉県内、築約30年の戸建て住宅。ちょうど住宅建築ピークの時期に符合します。玄関上り框が喰害されているとのことで、床下調査を行なったところ、建築時に発生した建築残土が玄関上り框材裏側一部に触れていたのです。偶然触れてしまったと思われますが、木材が土壌に触れると白蟻被害に遭いやすいことは建築関係者なら常識の範囲で、注意が必要です。特に最近の上り框材は集成材が使用されており、無垢材に比較すると白蟻被害に遭いやすいのです。
浴室ドア枠下部の漏水箇所に被害
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- 浴室入口ドア下枠に被害
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- 床下土壌上に放置された建築残材
【ドア枠材の腐食】
浴室ドア枠材の下部はアルミサッシドアの結露やタイル目地からの漏水などが原因で白蟻被害が生じる危険性が高くなります。少しの漏水でも長期になると床下の木部は徐々に湿潤し、腐食が生じてきます。更に放置すれば白蟻を誘引することになります。浴室清掃の際は隅々に気を配ることが肝心です。タイルにヒビ割れや隙間ができていないか目を凝らして見ること。隙間が小さいうちに白セメントやコーキング材で補修すれば白蟻の被害を未然に防ぐことができるのです。
【床下に建築残材が放置】
床下調査の際、時折遭遇するのは床下土壌の上に放置された建築端材。これらは白蟻にエサを供給する様なもので、床下が土壌の場合は絶対にアウトです。従ってすべて回収処分いたしました。近くに浴室があり、ドア枠下部からの漏水によって白蟻被害があったことから、これらは白蟻を誘引する原因の一つとなったと考えて良いでしょう。床下への建築残材の放置は厳禁です。
『ウッドデッキに適した木材選び』
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- ウッドデッキ材に被害
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- サッシ窓の敷居に白蟻喰害
中庭に広いウッドデッキのある築10年程の住宅です。そのウッドデッキがかなり広範囲に白蟻に喰害され、腐食していました。さらに、隣接する洋室開口部の敷居にも喰害が及んでいたのです。使用されていた木材はおそらく栂(つが)材と思われます。ウッドデッキにはアメリカンレッドシ―ダ―やヒバ材などが理想です。屋外に使用する木材の場合、たとえ、防腐、防蟻塗料を塗っているからと安心してはいけません。ご注意下さい。
浴室リフォームの現場で
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- 浴室入口ドアの枠材が白蟻被害
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- 室土台材に白蟻被害と腐食
築三十年を経過した戸建住宅。浴室のリフォーム工事の際、解体した後のシロアリ消毒に入った現場映像です。一枚目の写真は浴室入口ドアの枠材で、多数のシロアリ蟻道と喰害の跡があります。また、土台材にも喰害と腐食が見られます。在来工法の浴室ではタイル等の目地に経年による隙間が生じやすいため、白蟻の被害を受けやすいのです。日常の浴室掃除の際はチェックして下さい。タイルの目地に隙間を見つけた場合には、白セメントやコーキング材で補修して下さい。また、範囲が広い場合はコーキングの打ち直しを行なうか、思い切ってこの機会にユニットバスにリフォームする選択肢も有ります。
浴室からの水漏れ
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- 浴室の土台@
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- 浴室の土台A
タイルの亀裂から床下に水漏れをおこしています。土台・大引きが
無くなるほど、腐朽が進んでしまっていました。
二世帯住宅;二階キッチン流しからの漏水が原因か?白蟻被害
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- 天井のボードを部分的に開口し、調べたところシンク流しの排水パイプからの漏水が認められ
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- 畳を上げたところ、その裏面に白蟻の蟻道が認められました
築二十数年の二世帯住宅です。一階リビング天井や壁紙にカビと思われるシミが出ていると言う訴えがあり現場調査に入りました。その箇所の二階部分にはキッチンがあるため、水漏れが疑われました。そこで天井のボードを部分的に開口し、調べたところシンク流しの排水パイプからの漏水が認められ、その周辺の木部に腐れやカビが付着していました。また和室広縁、欄間(らんま)の柱に雨ジミが見られました。さらに、和室畳上を歩くと、フワフワ感があったため畳を上げたところ、その裏面に白蟻の蟻道が認められました
土間コンクリートからも白蟻が上がってくる
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- 床下の土間コンクリートと布基礎の接合部に隙間が
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- 階段手摺下部の木部に喰害
築30年程のさいたま市内の戸建住宅です。玄関脇にある階段手摺の下から白蟻が出てきたとの連絡を受け、調査に入りました。それは間違いなく白蟻で、木部内を上に向って喰害を及ぼしていました。床下を点検するため、一階和室の畳を上げ、合板材を開口しました。床は土間コンクリート仕上げ。蟻道が土壌から上っている箇所は玄関上り框下の部分で、土間コンと布基礎の立ち上がりの接合部分の隙間でした。コンクリートは時間の経過とともに収縮し、隙間が出来てしまいます。そこから白蟻が蟻道を造って上にのぼり、目当ての階段手摺の木材を喰害したのです。床下が土間コンクリート仕上げだとしても、決して油断は出来ません。定期的に床下を点検する必要がありますのでご注意ください。
2階のベランダ防水の不具合が原因で、1階和室の通し柱に白蟻被害。
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- 2階のベランダ防水の不具合が原因で、1階和室の通し柱に白蟻被害
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- 和室下部の土壌から上がっていた蟻道
築30数年の住宅です。1階和室の畳がフカフカしているとの訴えで床下の調査となりました。これまでに一度も床下の調査を行なったことが無いとのこと。床下の土壌が全体に湿気を帯びており、和室荒床板のコンパネ材の裏面がひどく腐食していました。また土台、大引き材、根太材表面に白蟻の蟻道が多数認められ、かなり深刻な状態でした。
二階ベランダ床の防水不良が原因と見られ、雨水が1階の和室の外壁内部を通して少しずつ床下土壌に達していたのです。1階和室の通し柱に白蟻の喰害跡がありました。原因が非常に気付きにくい箇所でもあり、お客様には大変気の毒な現場です。
浴室の外部布基礎表面に白蟻の蟻道!
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- 浴室の外部布基礎表面に白蟻の蟻道!
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- 浴室、洗面の床下木部に腐食と大きな蟻道を発見いたしました
築35年の住宅で床下調査を依頼された現場です。これまで一度も床下調査や白蟻予防消毒を行ったことがなく、気になるので今回の調査となりました。まずおこなったのが建物外周りのチェックです。洗面所外部の布基礎表面に白蟻の蟻道があるのをいきなり発見いたしました。また、布基礎の表面が湿っており、蟻道のは建物の内部に入り込んでいる様子です。次に点検口より床下を調査したところ浴室、洗面の床下木部に腐食と大きな蟻道を発見いたしました。浴室タイルのひび割れにより漏水し白蟻を誘引したものと考えられます。今回の調査がなければ発見が遅れ、シロアリによる被害が更に広がったに違いありません。奥様からは大変感謝されました。
和室床下の通気と白蟻被害
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- 畳裏側に大きな蟻道
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- 荒床板と敷居に白蟻による喰害
JR駅近くの住宅密集エリアに建築された築40数年程の戸建住宅です。一階和室襖の開閉が悪くなり、敷居を見たところ小さな穴があいていました。また畳の縁に土の様なものが付いているという訴えがあり、今回の調査となりました。畳を上げたところ裏側にかなり大きな白蟻の蟻道が見つかり、また敷居もひどく喰害されていました。畳下の荒床板はかなり喰害が進み、湿気も帯びていました。床下換気口が残置物によって塞がれており、床下の換気がほとんどとれていなかったのが主な原因と考えられます。また、建築された地盤が隣地より幾分低くなっているもの床下土壌の湿気の原因の一つと思われます。
玄関上り框に喰害 杉の木の内部に白蟻 その関係とは
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- 玄関の上り框材に喰害
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- 杉の樹木内に白蟻
玄関上り框が白蟻の被害に遭った現場の映像です。現地調査の際、玄関のすぐ横には杉の木がありました。入居当時に垣根として植栽したものと思われます。枝ぶりに元気が無い様子でしたので打音を調べたところ空洞音がありました。
そこで中を開けたところ活動中の白蟻を発見しました。どうやらこれが玄関上り框を喰害した白蟻の仕業と考えられます。建物周囲の樹木は注意が必要です。
特に建物の床下が土壌の場合、容易に白蟻が狙いを定めて喰害する恐れがありますので、建物に近接して植栽している樹木の管理には注意を要します。ぜひ樹木の健康状態にも注意を払って下さい。
床下に竹炭マットを敷設しました。
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- 床下に竹炭マットを敷設しました。
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- 床下から補強工事を行ないました。
築35年の共同住宅の一室で床下に竹炭マットの敷設と、床の補強工事を行ないました。
ダイニングキッチンの床が沈みむというご入居者様からの訴えがあったのが発端です。
椅子や食器棚などの重量物や、また玄関への導線に当たる箇所でもあります。
フローリングの一部を開口し点検したところ、部分的に床下土壌に湿潤が見られ、床材裏面や根太、大引き材、束材の一部にカビが付着していました。
床下換気口が小さめで、通気が充分に取れていないのが原因のひとつと考えられます。改善策としていくつかありますが、こちらの現場では竹炭マットの敷設と、床下木部の補強を行ない、経過を観ることと致しました。
庭木の「支柱」に使った丸太材の喰害
白蟻調査では住宅の床下のみならず、建物外周の状況、植栽された庭木の状態、建物に付設されたウッドデッキ、庭におかれたもの等もチェックするようにします。建物床下木部の白蟻被害の誘因になりかねないからです。
2枚の映像は玄関ポーチの脇に植栽された庭木の支柱。 針金できちんと結束された杉の丸太材で、おそらく新築時からのものでしょう。
丸太の表面には白蟻の太い蟻道が作られています。設置時には防腐、防蟻処理をしたと考えられますが、効果がなくなり白蟻に喰害されたものと思われます。庭木の支柱は、いつまでも設置しておくものではなく、木が根付いたら撤去するものですので、ご注意ください。
玄関入口の引き戸枠材がひどく喰害
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- 玄関入口の引き戸枠材がひどく喰害
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- 建物に近接して置かれてあった木製造作物
築14年とまだ築年数の浅い住宅で、玄関入口引き戸の木部枠材が白蟻にひどく喰害された現場です。枠材は玄関入口の土間コンクリートにたてられ、数センチ埋設された通常の施工です。建築当時、玄関ホール部と玄関外部エントランス部の土間コン打ちは分けられて行われており、それは通常、標準的な施工方法でした。その継ぎ目に経年によって隙間が生じ、土間コン下部の土壌から白蟻が上がってきたと推測されます。(註)
また、建物に近接して手造りの木製の台が直接地面に置かれていたことなどが白蟻を誘因した可能性もあります。
いずれにしても、建物付近の地面に木片を放置したりするのはソレダメ!!です。
また、木製造作物を直接地面に接して設置することは禁物。束石などで土壌と切り離した上で、木材には防蟻、防腐塗料をきちんと塗布することが必要です。
(註)数年前頃より玄関アプローチ部、エントランス部、玄関ホール部、建物内部土間コン及び布基礎は一体としてコンクリートが打設されるようになってきています。
ユニットバス以外の在来工法の浴室で注意すること、、、。
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- 浴槽とタイル壁の入隅接合部に隙間
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- 白セメントで補修しました
築30年位をさかいに浴室等、水廻りのリフォームをされるケースが多く見られます。
現在では防水性の高いユニットバスが主流ですが、在来工法の浴室は壁や床をタイルで施工するため、築年数の経過とともに防水性能が落ちてきます。
それは浴槽と壁の接合部、床と壁の接合部などに白セメントやコーキング剤が使用されるため、築年数の経過とともに徐々に「やせてくる」のです。タイル目地に収縮現象がおき、隙間が生じてそこから水が漏れ、建物に重大な影響を与える原因となってしまうのです。
この映像は浴槽と壁との接合部に大きな隙間があいていました。幸いにも床下調査では浴室周辺の木部に白蟻被害や蟻道など確認されませんでした。後日、白蟻防除消毒の後、タイル目地の隙間を白セメントで補修致しました。築20年を過ぎたころからタイルの浴室では要注意です。
お風呂に入ったときには時々でも良いですので、タイルの目地に隙間やひび割れができていないかを、よく目を凝らして見てください。
和室の敷居に白蟻被害。
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- 和室敷居被害箇所
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- 床下から見た被害箇所
築25年の住宅です。一階和室入り引き戸が開閉の際ガタガタするようになったので、大工さんに見てもらったところ、なんと白蟻にやられていたとのこと。床下調査で白蟻発生にはいくつもの原因があることが判明。@十数年前に取り付けた床下換気扇(強制排気型)が故障し、すべてが作動していなかった。A浴室からの水漏れがあり、床下木部の腐食と部分的に土壌が湿っていた B建築時の木片が床下の土壌に散らばっていた 等がわかりました。
@、Aについては日常のチェックで早めに発見することができ、被害を未然に防ぐことが可能です。ぜひご自分の住まいには関心を持って頂きたいものです。気掛かりなことがございましたら是非当社にお問い合わせください。
浴室からの水漏れが白蟻被害の原因。
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- 浴室入口ドア下部のタイル目地に隙間
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- 床下から見た浴室入口の様子
ユニットバス以外の在来工法の浴室内部には、磁器タイルが使われています。洗い場の床や壁がそうです。タイルの目地は白セメントやコーキング材で目地埋めします。いずれの場合も築年数の経過とともに収縮して隙間ができたり、割れやハガレが生じてきます。
床廻りと浴槽との接合部など特に水のかかりやすい箇所では、気付かないうちに隙間が生じ、そこから水が床下に浸み出します。それによって浴室、洗面室周りの床下木部(土台、大引き材等)に腐れやカビ、シロアリ被害が生じる危険性が高くなるのです。
浴室内のお掃除の時は以上のようなことに気を付けて隙間ができていないか点検をして下さい。
床下に放置された残材
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- 床下の土壌に置かれた残材
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- 活動中の白蟻を確認
これまでにもこの最新情報欄で報告した、床下に放置された建築残材についてです。
この例は目に余るほどの量ですので取り上げてみました。その状態は度を越していました。床材を貼る際に、それに気が付かないはずはないと考えるのですが、、、。
ましてや床下はコンクリートではなく土壌です。土壌に接していればシロアリを誘引する可能性が高くなります。案の定その木片を裏返すと多数の白蟻が確認され、他にも束材や大引材等が喰害されていました。
白蟻床下調査の実際 その1
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- 和室の荒床板を開口した映像です
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- コンクリート布基礎を拡張した映像です
調査の依頼があったのは築約40年の戸建住宅。一階の床面積が広いため、床下の通気が充分取れているのか、お客様も心配されたため今回の床下調査となりました。進入口がないエリアは和室の畳を上げ、荒床板を丸ノコで開口して調査スタッフが床下に入ります。コンクリート布基礎の開口部が狭く身体が入らない場合は、ハンマードリルを使用してハツリ、少し広げる作業が伴います。これで1階の床下全体の様子を見る準備が出来ることになります。
床下の薬剤散布作業について
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- コンクリート布基礎拡張前
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- コンクリート布基礎拡張後
白蟻駆除薬剤の散布範囲は、床下の土壌と木部の全体が対象になります。従って、スタッフが作業する際、床下には一定の高さが必要となるため、低い場合には床下土壌を部分的に除去し、作業スペースを確保しながらの作業になります。また、コンクリート布基礎の開口部が狭く、進入が困難な場合にはコンクリート斫(はつ)り機材で一部を拡張しますが、その大きさは建物の耐震性に影響をあたえることが無いよう限られた範囲にとどめ、細心の注意を払っての作業となります。
スッキリ片付いた浴室はすがすがしくていいものです。
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- 浴室土台木部 水漏れによる腐食部です
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- 木部表面に活動中のヤマトシロアリが見えます
映像のお宅では浴室入口の土台木部に活動中のシロアリが確認されました。最近の住宅ではユニットバスが主流です。しかし、二十数年前までは浴室の壁や床がタイル仕上げの工法が一般的でした。タイル工法ですと経年劣化によって目地がやせてきて隙間やひび割れができ、そこから水が漏れる心配があります。床下から見ますと例えば映像の様に浴室土台木部に水漏れによる腐食が生じシロアリ被害の原因にもなります。ですから浴室内部のチェックはとても重要なのです。少なくとも一年に1〜2回はタイル目地にヒビや隙間がないかチェックしたいものです。
そこで浴室の調査際まず気になるのが浴室内を占領している数多くの浴室グッズ。隙間やひび割れはそれがあると発見しずらくなります。普段使わないものは整理しましょう。スッキリ片付いた浴室はとてもすがすがしくていいものです。
床下換気扇の故障が原因?カビ臭
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- 故障で作動しなくなった強制排気型換気扇
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- 湿気が滞留した床下の様子
床下調査はキッチン等に設置された床下収納庫や、洗面室の床下点検口から進入することになります。その蓋を開けた途端、強烈なカビ臭に遭遇することがあります。そのようなケースでは床下が土壌で黒く湿っており、土台木部や束材、床板裏面等にうっすらと黒くカビの付着があったりします。また、床下換気扇が故障で動いておらず、それによって湿気が滞留し、カビ臭の原因となっていたケースもありました。床下換気扇は日中、数時間ほど作動し、床下の湿った空気を強制的に屋外に排出するものです。従って故障して作動しなければ湿った空気がそこに滞留し続けることになり、カビ発生の主原因になるのです。床下に設置され、普段は目につきませんので、年に数回は外に出て作動しているかを確認する必要があるでしょう。作動時間の設定は午前10時から午後3時までが多いようです。
堀り炬燵(こたつ)と床下のカビに因果関係があるか?
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- 一階和室に設置された掘り炬燵(こたつ) 木部等にカビが付着しています。
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- 建物脇に設置された給水設備の漏水による水溜まりができていた
床下調査で時々目にするのは和室に設置された掘り炬燵。その際、多くに床下土壌や床下木部にカビの付着が見受けられるのです。確かに掘り炬燵の影響で、多少床下の通気がさえぎられる可能性がありますが、確実とは言えません。他にも、いろいろなことが影響していると思われます。例えば、地盤そのものが湿気を多く含んでいる場合や、給排水管からの漏水なども考えられます。映像にある様にこのお宅では建物脇に設置された給水設備に漏水があったため、水溜まりができていたのです。これも床下のカビに影響を与えていたものと考えられます。
ウッドデッキとシロアリ被害
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- 映像中奥部分に喰害が見てとれます。
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- 腐食とシロアリによる喰害が見られます。
ウッドデッキがシロアリ被害にあった現場はめずらしくありません。その原因で多いのが「材木の選び方に問題があった」ケースです。白蟻被害の心配がないのはアイアンウッド(鉄の木材)とも呼ばれる「ウリン」がよく知られています。しかし、とても固いため加工性に難点があるのと、価格の面で他の材木と比べて割高です。そこで他の材木ということになるのですが、その際は必ずメンテナンスをおこたらないのが重要。定期的な塗装や防蟻処理等をきちんと行うことです。映像は15年程経過したウッドデッキ。シロアリ被害にあい建物の躯体にも被害が及んでしまったケースです。ちなみに使用したこの材木は2×4材(おそらく米栂:湿気に弱い)と思われ、ウッドデッキ材としてはあまりおすすめできない材木です。ご注意ください。
土間コンクリ―トからも白蟻が侵入する−そのA
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- 玄関ドアの吊元(つりもと)から羽アリが大量に出てきました。
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- 布基礎と土間コンクリートの接合部隙間からシロアリが上がってきた。その蟻道がこれです。
築20年程の住宅で、玄関ドアの吊元(つりもと)から羽アリが大量に出てきた現場です。
最近の工法では玄関ポーチ部分も含め、建物の地盤面と布基礎立ち上がり部分はひとつのユニットとしてコンクリートを打設(だせつ)します。
しかし、20年くらい前は違っていました。建物躯体(くたい)部の布基礎は先に打設し、日を置いてから土間コンクリートを打ち、最後に玄関ポーチ部分の土間コンクリートを打設するという工法が一般的でした。
そこで問題になるのは時を経るとともにその境目(接合部)に隙間が生じてしまうことです。白蟻はそれを見逃しません。サッシドアの吊元と、土間コン接合部に生じた隙間から雨水が染み込み玄関部の木部を湿らせたことが原因で白蟻が発生するのです。
床下調査の結果、主要構造木部には喰害(しょくがい)が及んでいなかったことが幸運でした。繰り返しますが、床下が土間コンクリートであるからと言って、油断はぜったいに禁物です。
和室外部のぬれ縁に白蟻の喰害あと、戸袋にも被害が!
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- 一階和室外部のぬれ縁に白蟻による喰害がありました
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- ぬれ縁取付け部にあたる土台木部にも被害が拡がっており、まさに現在活動中の白蟻を多数確認しました。
一階和室外部のぬれ縁に白蟻らしい被害があるとお客様からの訴えがあり、調査に伺いました。ぬれ縁は木製で腐食とは異なり、被害は白蟻によるものでした。また、接続する雨戸と戸袋も木製で、そちらにも被害が及んでいました。ぬれ縁近くに直径20p程の樹木があり、少し弱っているようにも見えます。更に建物の床下調査を行ったところ、ぬれ縁取付け部にあたる土台木部にも被害が拡がっており、まさに現在活動中の白蟻を多数確認しました。
土間コンクリートからも白蟻が侵入する!その@
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- 基礎と土間コンクリートとの接合部にすきまが生じています
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- すきまからヤマトシロアリの蟻道があがっています
最近の住宅建築では、布基礎と一体化して土壌にコンクリートを打設する工法が一般的となっています。この場合、床下の換気は布基礎の上端に敷く基礎パッキングによって床下の通気をとっています。したがってシロアリが床下から上がってくることはまずありません。しかし、この工法を採用する以前は、最初に布基礎を打ち、乾燥してから土間コンクリートを打設する工法をとっていました。しかし、、、この方法には限界があります。乾燥するにつれてコンクリートが収縮し、布基礎とあと打ちした土間コンクリートとの間に隙間を生じさせてしまうことです!その隙間をシロアリは見逃しません。建物の木部にターゲットがあると、シロアリはその隙間からめざす獲物に向かって蟻道をつくり建物に侵入してくるのです。
束材がひどく喰害されていました。
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- 床下を見たところ、束材と大引き材に太い蟻道がありました
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- 蟻道は古く、指で押したところ容易に崩れ、芯まで完全に食べられていました
埼玉県S市で床下調査を行いました。築35年程の戸建住宅です。一階和室の畳が広い範囲で「ふわふわする」という訴えでした。範囲が広いということは畳の劣化が原因ではなさそうです。該当する床下を見たところ、束材と大引き材に太い蟻道がありました。蟻道は古く、指で押したところ容易に崩れ、芯まで完全に食べられていました。これでは床が沈み込むのも当然です。他の箇所にも太い蟻道が散見され喰害が高範囲に拡がっています。増築を行なっており、床面積が広いうえに建築残材が土壌に置かれており、ひどく喰害されていました。そのことが白蟻を誘引した原因の一つではないかと考えられます。
床下の束にシロアリ被害
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- 以前から床がフカフカするような感じがして、シロアリ被害が心配されたため調査を行ったところ、かなり喰害が進行していました。
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- 詳しく見たところ現在はシロアリは居なく、古い喰害跡と思われます。束石から木材がズレてしまっており、周りに2箇所だけ補強を入れ対応しました。他の束材には問題ありませんでした。
埼玉県富士見市内にある賃貸アパートの床下です。ご入居者様が退去された際、床がフカフカしていると管理会社に話があったため、管理会社様の依頼を受け床下を確認したところ写真のような状態でした。被害は進んでおりましたが、被害箇所は限定的であったため束の補強を2箇所だけ行いました。その後、シロアリ防除のため薬剤散布を実施いたしました。アパートなどの集合住宅の場合、各号室ごと床下が区切られている構造が多く、全体の調査に時間がかかってしまうパターンが多くあります。
床下に放置された建築残材にご注意ください。
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- 余った残熱材を床下に放置
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- 余った養生紙を床下に放置
築30数年を経過した在来戸建住宅でシロアリ被害の床下調査を行いました。その際、これまで経験したことが無い程の光景が!
建築で余った発泡スチロール材が数枚、また養生紙が広げられた状態で放置されていました。めくってみると床下土壌が湿っており、床下木部にシロアリによる喰害を確認いたしました。30数年前と言えば新築住宅の建設がピークに向っていた時期にあたります。このような現場もまれにありますのでご注意ください。
床下にカビが発生していました
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- 床下調査を実施したところ、多量のカビ発生が確認されました。埼玉県内の山間部にある1戸建住宅です。特に建物の西側にカビが集中しており、この付近では湿気がかなり溜まっている状態です。
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- シロアリの喰害も確認されましたので、薬剤に「防カビ剤」を添加して散布を行いました。建物の西側には山が迫っている環境でしたので、床下の通気が上手くいってなかったのではないかと思われました。
シロアリの床下調査を行った際には、床下のカビ発生や湿気の状態なども見ております。カビの発生が認められた場合にはお客様に状況を説明させていただき、床下へ散布する薬剤に「防カビ剤」の添加をお勧めすることもございます。
床下の廃材
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- 廃材が散乱
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- 廃材が散乱
建築時に回収されなかった廃材がありました。また通気が悪くカビが生えている状態です。カビを食べる不快害虫も集まりやすくなりますので早めの対応がのぞまれます。
床下換気扇の交換を行いました。
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- こちらの床下換気扇は作動しなくなっていました。取付けも斜めになっています。
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- 作動していない古い換気扇を取り外し、新しい換気扇に交換。取付けも真っ直ぐに修正しました。
シロアリ駆除のため床下の調査を行ったところ、床下換気扇の
一つが作動していない事がわかりました。その換気扇はなぜか
斜めに取付けられておりましたが、これが作動しなくなった原因
ということは断定できません。しかし、作動していないままでは
床下のカビ付着が進んでしまいますので、調査後日、新しい換気
に交換し、床下の消毒も同時に行いました。
一戸建て住宅 シロアリ駆除
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- 左調査箇所 解体後の映像 壁内に喰害が認められた
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- 駆除現場
床下調査を行ないましたが、被害箇所の床下木部(土台、大引き、根太)は喰害がないばかりか、土間コンクリートにも湿潤が見られなかった。
非破壊型シロアリ探知機【ターマトラック】で被害箇所周辺を室内側から調査を実施。畳の下、壁内、玄関上がり框箇所で白蟻探知の異常レベルを感知。大工さんに同箇所を開口してもらい、喰害中の多数の白蟻を発見、駆除を行なう。併せて、白蟻発生の主原因と考えられる玄関ポーチ犬走り部分からの雨水浸入箇所のコーキング処理を行なった。また、敷地及び建物周囲を調査し、垣根植栽の支柱丸太、土壌に無造作に置かれた木片に白蟻を発見、駆除を行なった。最後にお客様に白蟻を寄せ付けないためのアドバイスを行ないました。
寺院での白蟻駆除消毒
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- 本堂床下木部に喰害がありました。
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- 大引丸太材が喰害されていました。
100坪あまりの大きな歴史のある寺院様です。
床下換気システム設置工事を行いました。
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- コンクリート床材裏側一面に水滴が付着していました。
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- ダクト型換気扇を設置、一ヵ月後水滴は完全になくなりました。
お客様から室内にカビ臭と玄関の壁クロスにカビが生じているとの訴えがあり調査したところ一部の床下換気口が塞がれており湿った空気の逃げ場がない為床下に水滴が付着している事が分かりました。ダクト型換気扇によって湿った空気を約4M先の換気口から排出しました。一ヵ月後の点検では水滴が完全に消失、良好な床下環境に改善しました。
5月下旬、埼玉県戸田市 飲食店羽アリ発生
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- 飲食店にて羽アリ発生
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- カウンター下部、部分駆除施工中
5月下旬、埼玉県内飲食店カウンター床フローリング隙間より羽アリが大量発生。白蟻探査機器『ターマトラック』による調査の結果、床コンクリートころがし根太に喰害判明。6月上旬、上記箇所を中心に白蟻部分駆除施工しました(木部処理及び土壌処理)。
工務店でのシロアリ駆除
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- 床下土台木部駆除中
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- 浴室タイル壁内駆除中
白蟻被害は水廻り 主に玄関入口部 浴室周辺に集中します。特に
浴室内部の駆除は困難を伴い、タイル壁に小さな穴を開け壁内木部に薬剤を注入散布いたします。
ふじみ野市「土間コンクリートでも白蟻被害!」
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- 和室のタタミ寄せが喰害されていました。
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- 床下調査で土間コンクリートと布基礎の交差部から大きな蟻道が上がっていました。
床下が土間コンクリートだから安心ということはありません。工法にもよりますが、長い間にコンクリートは収縮し、布基礎との間に隙間が生じ、そこから白蟻が侵入するケースもめずらしくないのです。
川越市で玄関上がり框部のシロアリ駆除を行いました。
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- 玄関上がり框が変色!
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- 上がり框がヤマトシロアリに大きく喰害されていました!
10月川越市のお客様より、玄関上がり框が黒く変色しているとの連絡を受けました。シロアリ探査機器にて調査した所、異常レベルを示した。床下を調査しその周辺に蟻道が認められ、更に打診検査で空洞を発見しました!
シロアリ駆除消毒を行った後、大工工事にて新しい上がり框と交換致しました。
坂戸市でシロアリ駆除をしました。
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- 建物床下の束にシロアリの蟻道が有りました。
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- 敷地内建物外の排水溝蓋にシロアリが確認されました。
室内の柱に古い喰害が有り室内側にもシロアリ被害が確認されました。現在室内側には生体が確認されませんでしたが、床下に生体が確認されました。さらに建物外の排水溝蓋が破損しており、木板で応急的に蓋がされていましたが、防蟻処理がされていなかったため喰害にあっていました。
埼玉県K市
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- 畳の下にまでシロアリが侵出している。
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- 太い蟻道
床下から太い蟻道が上がっていました。大引も触れると崩れる程の喰害に…!
床下換気口パネルの施工不良でネズミが侵入!?
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- ずれて取付けられた床下換気口パネル(柵)
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- ずれて取付けられた床下換気口パネル(柵)
ネズミの侵入経路で多く見られるのは、床下換気口パネル等の施工不良で生じた隙間です。布基礎上の土台とパネル材(金属製の柵等)を間に1センチ以上の隙間があればネズミの侵入は可能です。
犬や猫などのペットや、ネズミなどの小動物の侵入を防ぐために設置されているのですが、
それがキチンと取り付けられていないために隙間ができてしまったのです。
では、何故ずれたまま取り付けたのでしょうか。もしかしたらこのような推測も成り立ちます。
布基礎を打設する際、おそらくコンクリートが固まる前にパネル材(金属製の柵等)を設置するからではないでしょうか?ですからパネル材の自重で沈み込み、結果的に隙間が生じたままコンクリートが固まってしまった。気が付いたときはもう手遅れでそのまま、、、。
あくまで推測ですが、これくらいの隙間なら大丈夫だろうと、、、ネズミなら通ることができるなんて思っても見なかったのでしょう。
玄関付近の床下木部に喰害
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- 玄関付近の床下木部にシロアリによる喰害(拡大)
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- 玄関付近の床下木部にシロアリによる喰害
埼玉県N市の新興住宅地、築20年程のとてもきれいにお住まいになっている住宅です。7月の初旬ごろ玄関ホールに羽アリを発見したとのこと。それは間違い無くシロアリで、群飛した数も多量ではなさそうです。早速床下調査を行いました。床下は土壌で、給排水管付近の土壌に少し湿潤が見られたものの、おおかた乾燥していました。更に進んでいくと、玄関付近の大引き材の表面に長さ約1mの範囲で太い蟻道を発見致しました。玄関ホール付近に床下換気口が無く、このエリアに湿気が滞留したことがシロアリが発生した要因の一つになったと考えられます。敷地が細長いこともあり、全体を調査いたしましたが、他にシロアリの兆候は確認しませんでした。
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